クレームのゴールに向けての必須スキル「語尾の依頼形」
「それじゃあ話にならないな」と言われないために
提案を受け入れやすいよう誘導する
■語尾を依頼形にすると、こちらの提案に対して、お客様が了承しやすい状況を作ることができる
■まずは「お客様」「○○様」と呼びかけ、会話を切り替えて、依頼の口調で理解と協力を求める。このときは自信をもって声のトーンをあげる
■了承をもらえたら、感謝の言葉を忘れずに伝える
「注文するものが品切ればかりでひどすぎる」(カタログ販売のコールセンターのケース)
【Bad!】
①単調に会話が進みお客様への配慮が乏しい。
②謝罪に心がこもってなくて、お客様を尊重した対応になっていない。
③解決策の提案がない。
【Good!】
①注文受付が事務的にならないようマジックフレーズで配慮している。
②提案が素早く、顧客サービスの意識の高さが伝わる。
③語尾を依頼形にして、イエスサインをいただきやすい提案をしている。
クレーム対応の全技術:全32回
第3回:クレーム原因は「品質不良」「接客態度」などの4つに集約される
第7回:クレーム解決のステップは「マナー」「聴く力」「話す力」
第11回:電子メールでのクレーム対応|LINEやメッセージアプリ対応法
第12回:お客様に合わせた臨機応変な対応がクレーム解決への早道
第16回:クレームの電話対応では「声のトーン」に変化をつける
第18回:柔らかい印象になる「クッション言葉」を使ってクレームを乗り切る
第19回:クレームは感情を逆なでする「否定表現」ではなく「肯定表現」を使う
第20回:「よろしかったでしょうか」「なるほど」「了解」はお客様を苛立たせる
第21回:「マジックフレーズ」でクレームに対応|誠実さの表現
第24回:クレームのゴールに向けての必須スキル「語尾の依頼形」
第26回:コンプライアンス無視で無理難題を言ってくるクレーム
第28回:お客様に問題があるのに無理難題を言ってくるクレーム
ご質問・疑問点などあればお気軽にお問合せ下さい。
お問合せはこちらマネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。
出典:クレーム対応の全技術