簡潔でわかりやすい「説明の3原則」を使う|わかりやすいクレーム対応
「あなたの言ってること、全然わからない」と言われないために
お客様への提案は「3原則」を使ってわかりやすく
①時間を明確に
②結論を先に
③数字で表現する。
この「説明の3原則」を意識する。
クレーム対応の最終段階は、こちらが提案する解決策へお客様を誘導すること。
その際、専門用語を多用したり、早口の説明はNG。
お客様が混乱して、再び感情が悪化する恐れがある。
説明や提案は、短くまとめ、具体的にわかりやすく話す。
「担当者の態度や言葉づかいが失礼だった」(携帯電話ショップでのケース)
【Bad!】
①謝罪がなく、いきなり質問している。
②お客様の不満の投げかけをマジックフレーズだけで流している。
③「二度とないよう」といった不確かな約束をしている。
【Good!】
①お客様への謝罪と共感を、フィードバックしながら実践できている。
②呼びかけや時間の提示をしながら今後の対応を切り出している。
③今後の対策内容が具体的かつ短い文章でわかりやすい。
わかりやすい話し方の3原則
わかりやすい話し方の3原則は「時間を明確にする」「結論を先に出す」「数字で表現」です。
時間を明確にすることで、不安を取り除きます。
また、結論を先に出すことで、お客様が判断しやすい状況を作ります。
そして、記憶に残りやすい数字でメッセージを強くします。
クレーム対応の全技術:全32回
第3回:クレーム原因は「品質不良」「接客態度」などの4つに集約される
第7回:クレーム解決のステップは「マナー」「聴く力」「話す力」
第11回:電子メールでのクレーム対応|LINEやメッセージアプリ対応法
第12回:お客様に合わせた臨機応変な対応がクレーム解決への早道
第16回:クレームの電話対応では「声のトーン」に変化をつける
第18回:柔らかい印象になる「クッション言葉」を使ってクレームを乗り切る
第19回:クレームは感情を逆なでする「否定表現」ではなく「肯定表現」を使う
第20回:「よろしかったでしょうか」「なるほど」「了解」はお客様を苛立たせる
第21回:「マジックフレーズ」でクレームに対応|誠実さの表現
第23回:簡潔でわかりやすい「説明の3原則」を使いこなす
第24回:クレームのゴールに向けての必須スキル「語尾の依頼形」
第26回:コンプライアンス無視で無理難題を言ってくるクレーム
第28回:お客様に問題があるのに無理難題を言ってくるクレーム
ご質問・疑問点などあればお気軽にお問合せ下さい。
お問合せはこちらマネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。
出典:クレーム対応の全技術