研修中、受講生に指導しながら、 実は自分に言い聞かせている
研修や講演でリーダーシップや管理者養成、部下指導などの話をすることが多い私は、受講生に伝えている言葉を自分へのメッセージとして受けとめています。
役者は台本を黙読するよりも声に出したほうが、台詞をイメージ化できて覚えやすいそうです。
それと同じで、私も自分の話した言葉が自分の耳に届くとイメージとなって頭の中に残存されていきます。
他者に伝えた内容を、自分のなかに正しいイメージとして蓄積していくことは、正しい判断基準を持つうえで重要だと考えています。
研修や指導で正しいメッセージを何度も口にしながら、同時に、「私は今こう話しているけれど、自分はできているの?」と自分への問いかけにもなっているのです。
そして「ここはできていないな」という、気づきを得ています。
毎日が反省会のようになりますが、気づきがあると、意識するようになります。
意識するようになれば、できていないことを改善しようと行動に移すようになり、結果として、習慣として身につけることができるのです。
人材の教育とは、自分が成長できるありがたい仕事です。
女性リーダーの心得シリーズ:全39回
01 ピンチから始まったキャリアチャレンジ。 挫折はすべてのスタートライン
02 「私らしい仕事」「やりがいのある仕事」とは、 理想ではなく、覚悟です
03 「3つのサークル」を描いて、 定期的にキャリアの棚卸しをしましょう
04 「品格」「スキル」「モチベーション」 三位一体で仕事に取り組む
06 計画・実行だけなら誰でもできる。 検証・改善まで何度も回して、 スパイラルアップを
07 目指すのはベテランではなく、 プロフェッショナルなのです
09 自分がいなくても組織が回っていく システムを作ることが、リーダーの役割
10 部下の長所・短所を洞察して、 意欲・能力に応じて指導方法を変える
11 仕事をするときは、”女優”になりなさい。 人生も仕事も役割を演じること。 うまく演じきれないときは、 舞台から降りることになるのです
12 「女性らしさ」を、戦略的に発揮する。私たちの強みを理解し、しなやかに凜とした姿勢で仕事をする
13 一度きりの人生、どうせ働くなら、社長を目指しましょう。 見える景色やつきあう人が変わります
16 プライベートは親しく、仕事は毅然と。 「明視距離」をとりましょう
17 ビジネスの現場には、 今まで男性が築いてきた 暗黙の「共通言語」がある
18 情緒コミュニケーションと ビジネスコミュニケーションは区別する
19 質の高いコミュニケーションは、「聴く力」と「感受性」を伸ばすこと
20 研修中、受講生に指導しながら、 実は自分に言い聞かせている
21 「怒る」のは感情的、 単なるフラストレーションの捌け口。 「叱る」のは理性的、 相手の成長を願う指導
23 「あとにして」「早くして」「わかってる」は 部下への三大禁句
24 上司の成長はあなた次第。 アクションを起こすのは自分から
26 人生の大きな道標は 常に明確にしておかないと 人生の迷子
27 目指すべきリーダー像は、 あなたの身近にいる「あの人」です
29 女性は自己成長のための学びが大好き。 学びっぱなしにしないで、身につけた知識は常にアウトプットを
30 一人で悩んであきらめない。 周囲を巻き込んで、人生を切り拓く
32 あきらめて〝不満人生?を送る? 追いかけて〝満足人生?を送る?
33 人生は選択されなければ、選択できない。それは人も会社も商品も同じこと。ならば、選ばれる人になりましょう
34 『会社は絶対つぶさない』 私のミッションは、この一言といっても過言ではない
35 業績の良い会社は企業風土が良い。業績の良くない会社は企業風土が悪い
36 リーダーなら、正しいと思ったことは、体を張って言い続ける
ご質問・疑問点などあればお気軽にお問合せ下さい。
お問合せはこちらマネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。
出典:「だから女はダメなんだ」と言われない女性リーダーの心得