第五回 テーマ
「今どき女性のキャリア観とは?」Part2
トーク参加者
籠味 桃世
(株)マネジメントサポート
研修事業本部
係長
入社当初は泣いてばかり、今ではガッツある「あきらめない営業マンです」
横関 都
(株)マネジメントサポート
研修事業本部
係長
冷静さが同期でも評判、でも自分では「いつもドキドキ、緊張するタイプです」
濱田 桃子
(株)リサーチサポート
CS推進事業部
係長
笑顔の奥には責任感、「学生時代からスポーツで鍛えてます!」
若手女性のキャリア観について、<ビジョンの描き方>を考えます
──古谷社長とはよく話をしますか?
- 籠味:
- 話す方だと思います。仕事はもちろん、食事などもよく連れていってくださるので。ロータリークラブの会合とか普通なら機会のないような場にも同行させてもらって、緊張もしますが、いろんな方とお話できてありがたいです。
- 横関:
- 古谷はよく飲むし、よく食べる。焼き鳥が好きで(笑)。食べて飲んで話して、そこからパワーを得てるのかなと思います。
- 籠味:
- あと古谷は研修で登壇もするので、現場で何を、どう話すのか、当日の受講生の雰囲気で話し方を変えていくのかなど、仕事ぶりが間近で見られるのがいいなと思います。
──ほかに社内で、いいなと思う行事はありますか?
- 横関:
- 行事ではないですが、入社式に両親から手紙をもらったんです。会社側が内緒で親に頼んでくれたようで。式の最中に、「ご両親からの手紙です」と。まったく知らなかったので、びっくりしました。すごくうれしかったです。
- 籠味:
- あの手紙はしょっちゅう見ては泣いてました(笑)。遠い北海道の上川から東京に出てきたこともあって。今でもたまに見ています(笑)。
- 濱田:
- あと、「ネクストジェネレーション」という社内研修もあります。学卒社員が土曜に集まって、講習を受けて、会社に対しての提案、意見を考える場なんです。
──係長になって、「会社目線を持つ」という役割が出てきたという話もでましたが、それと同じですね。
- 濱田:
- ふた月に一度、会社に対しての提案を持っていき、ディスカッションします。
- 横関:
- ひとつ課題を見つけたら、次回は解決策を考えてくる。毎回宿題があって、各々が答えを持ち寄るんです。少しずつステップアップしていて、会社全体を見るいい機会になっています。
- 濱田:
- 弊社は、全社的な視線でディスカッションする機会が結構あるんです。会社に対して、どういうところを変革していけるかとか。
自分だけだと中々そういう視点を持ちにくい。“場”が設けられているからこそ考えられることかなと思います。
マネジメントサポートグループ代表 古谷治子よりひと言
「人生の道しるべは、常に明確にしておきたい」
女性は生真面目な分、自分で自らの限界を決めてしまいがち。まだ何も始まっていないのに、自分であきらめて、仕事を辞めていく人をたくさん見てきました。これではあまりに短絡的すぎる。目の前のことだけにとらわれると、物事を俯瞰して見られません。
充実したキャリアを築くためには自分を客観視すること。
- 自分は何ができるのか=CAN
- これから何をやってきたいのか、方向性=WILL
- やるべきこと、求められている立場や役割=MUST
この3点が重なったところが、自分の強みであり、キャリアアップしていくためのポイントになります。
また、1年後、2年後といった近い目標だけでなく、5年、10年、30年という大きな道しるべを常に持っておくことも大事。先の話ですから、変わってもいいのです。大事なのは、人生の迷子にならないよう、道しるべを持つことです。
女性活躍を日本で実現するには長い道のりになりそうですが。制度体制を整えると同時に、女性の意識向上も大きな課題だと思います。