女性係長座談会 特集 私たちの女性活躍推進物語 ~マネジメントサポート女性係長に訊く~

第四回 テーマ 
「理想の女性リーダーとは?」Part2

トーク参加者

  • 籠味 桃世

    籠味 桃世

    (株)マネジメントサポート
    研修事業本部 係長

    入社当初は泣いてばかり、今ではガッツある「あきらめない営業マンです」

  • 横関 都

    横関 都

    (株)マネジメントサポート
    研修事業本部 係長

    冷静さが同期でも評判、でも自分では「いつもドキドキ、緊張するタイプです」

  • 濱田 桃子

    濱田 桃子

    (株)リサーチサポート
    CS推進事業部 係長

    笑顔の奥には責任感、「学生時代からスポーツで鍛えてます!」

女性の強みとは何か、<理想の女性リーダー像>について考えます。

──自分を過小評価する『インポスター症候群』については、何かアイデアはありますか?

濱田:
女性は男性より「認めてもらいたい」欲求が強いと言われるんですよ。共感が得られれば満足する傾向があるそうで。だから、目に見える承認システムなどがあるといいかも。

──具体的な事例はありますか?

濱田:
以前、担当した研修で、「上司から部下へ褒めポイントを挙げてもらう」というオプション課題をご提案したんです。課題にすると、上司は具体的な褒めポイントを探すために、改めて部下のことを見直す、そして部下は言葉をもらえてうれしい。双方に作用すると思ったんです。
うれしいことに、「効果が高かった」というお言葉をいただきました。

──社内外に、素敵だなと思う女性リーダーはいますか?

籠味:
何人かいますけど、その一人が取締役の営業の上司です。すごいなと思うのは、全力でお客様のことを考えること。本当に全力で。 人のために自分の役割を考えるって、とても大事なことだと思うんです。自分基準だとどうしても欲とか迷いもでてくるし、相手のために考える方が、自分の役割も明確になる気がします。
横関:
私も何人かいるのですが、共通して言えるのは、どの方もパワーがある。そして、パワーを振りまいてくれます。男性より、女性の方が「会って元気をくれる」タイプが多いです。ご本人に聞くと、「元気だけが取り柄なのよ」なんて、おっしゃるんですが。
濱田:
私はスポーツ好きなので、憧れの女性リーダーと言えば、澤 穂希さん。プライベートではお茶目な感じだし、ピッチでは、「いてくれるだけで安心する」っていう存在感とリーダーシップがある。今はもう現役選手ではないけど、憧れですね。

──澤さんは名言もたくさんありますね。

濱田:
はい、印象的なのは、「苦しくなったら、私の背中を見て」。これって自分が100%努力して、やれるだけやりきっているからこそ出る言葉だと思います。だから、みんな信頼して付いていくんでしょうね。
そうなるには、まだまだ程遠いですけど、私も自分の仕事ぶりを、自信を持って後輩に見てもらえるようになりたいです。

──最後に女性活躍の研修を営業する立場として、女性への提案はありますか?

横関係長の仕事風景


籠味係長の仕事風景
横関:
私も人のことは言えませんが、自信を持つのが第一歩かなと思います。
たぶん、自分で思っている以上に、皆さん、本当は能力があるかもしれない。
よくできる方でも、「私はまだまだ」「全然できていない」と、女性はとにかく謙遜するんですが、もう少し自分を承認すると、もっと楽になるのかなと思います。

──さきほどの話にもあったように、具体的に自分の長所が分かる評価のシステムがあるといいでしょうね

籠味:
あと、仕事を通して自分を表現できるといいですね。女性は真面目なので、あれもやらなきゃ、これもダメだと、自分でハードルをあげて、ダメな点を見つけがちです。そんな風にマイナスを表面化させるんじゃなく、仕事を通して、「自分はこういうところに貢献できる」と考えたり、あるいは、自分の表現したかったものを盛り込むとか。
役職とか制度は組織単位で考えるべきことなので、まずは個人として、自分の付加価値をいかに見つけるかが大事、これは自分に言い聞かせています(笑)。

マネジメントサポートグループ代表 古谷治子よりひと言

古谷治子

「女性らしさを戦略的に発揮しましょう」
仕事をする上で、性別による能力差はありません。あるのは、個人差。
そして、男性と女性にはそれぞれ特性と強みがあります。

一般的に、女性の強みは

  1. 器用である
  2. 忍耐強い
  3. 細かいことろによく気がつく
  4. 人にソフトな印象を与える
  5. 几帳面で規律に従うことができる

などと言われます。

 

無理に男性と互角になろうとせず、まずはこれらの強みを踏まえた働き方をして、自分の存在価値を高めていきましょう。
例えば、上記を活かして、業務の改善、上司の補佐、部下指導、上下のコミュニケーションのパイプ役になるなど、職場を巻き込みながら進んでいく方法はたくさんあります。
まずは、自分をしっかり振り返り、強みを見つけることから始めましょう。

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