第一回 テーマ <新任係長の本音と不安>
「私たち、いま、こんなことを思っています」Part2
トーク参加者
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籠味 桃世
(株)マネジメントサポート
研修事業本部 係長入社当初は泣いてばかり、今ではガッツある「あきらめない営業マンです」
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横関 都
(株)マネジメントサポート
研修事業本部 係長冷静さが同期でも評判、でも自分では「いつもドキドキ、緊張するタイプです」
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濱田 桃子
(株)リサーチサポート
CS推進事業部 係長笑顔の奥には責任感、「学生時代からスポーツで鍛えてます!」
係長になって変わったことは?
──「期待してるから」と、そんな言葉が実際にあると自覚も芽生えますね
リーダー職と係長の違いは?
- 横関:
- 今のところはまだ具体的に仕事内容で大きな違いはないんですけど、もっと会社全体を巻き込んで、何ができるか考えろと言われました。
──4年目で会社全体を巻き込む、難しいですね。
- 横関:
- はい、今までは基本、上司につきながら後輩に教える程度だったんですが、これからは、新しいビジネスプランとか、もっと大きく考えていかないと。
- 籠味:
- マネサポが25周年を迎えた昨年10月から事業部制になりまして、ひとつの事業の担当リーダーになったのは変わり目でした。事業をどうしていくか、全社全体にまたがったことを担当させてもらえるようになりました。
- 横関:
- 今までは自分の営業と隣にいる後輩の指導がメインだったのが、全社的な数字も考えるようになって。どうすればいいか、まだまだこれからです。
──それにしても4年目で係長昇進は、早いですね。
- 横関:
- 営業先で名刺を渡すときに、先方も係長でもっと年代が上のときは、ドキッとしますね。
- 濱田:
- 早いねと言われて、恐縮したこともあります。
- 籠味:
- マネサポはこんな子でも係長になれるんだと思われないように、背伸びしてでももっと頑張らないと。
- 濱田:
- 後輩と一緒のときに、「上司です」って言われると、「あぁ、そうだった」と緊張したりして。今までのように「勉強不足で」なんて言えなくなったというか、もっともっと勉強が必要だと、焦りもあります。
- 横関:
- 確かに、後輩から同行を求められたときは、前より入念に下調べやシミュレーションをするようになりました。
- 籠味 / 濱田:
- そう、確かに意識はあがりました。
- 横関:
- 自分の案件で行くときはもちろんなんですが、後輩がアポイントをとった案件は気合いが入ります。
──自分が何とかしなきゃと?
- 横関:
- 後輩にも言うんですけど、あなたはまだ新人だし、うまくいかないのは同行する私の責任だって。後輩が一生懸命とってきたアポイントメントは、何とか形にしないとって燃えますね。業界のことや、同業他社でどんな研修が好評だったか調べたり。そういう変化は出てきたと思います。
──ほかに何か変わった点は?
- 籠味:
- そうですね……、自分の数字だけじゃなく、自分の担当した研修が会社にとってどうだったか、全社的な視点は出てきたかも。あと、後輩への指導も、今までは、私はこう思う、私はこうやってきたと説明していたのが、こういうとき、上司だったらどう言うかなと、考えるようになりました。
- 濱田:
- 私も後輩への指導が変わりました。1年でここまで伸びて欲しい、だったら半年でここ、3ヵ月ならここまでと、段階的に指導しようと考えるようにしています。でも、まだまだ、始まったばかりなので、本当にこれからです。
マネジメントサポートグループ代表 古谷治子よりひと言
座談会のやり取りを聞き、とても力強く内心「ウフフ…」と笑顔になりました。
私は人の育成は「立場が人を作る」と信じて経営をしてきました。
例えば、一周り大きめの服(仕事や立場)を着せるとより成長します。
5歳の子に10歳用の服を着せたら「つるん」と脱げてしまいます。
また、5歳の子に2歳用の服はきつすぎて身動きが取れません。
5歳の子には少し大きめの6歳用の服を着せれば、しばらく服を買い与えることもなく、 ゆったりしているので自由に動くこともできます。
小さすぎてもダメ、大きすぎてもダメなのです。
適材適所、と適切な業務、その塩梅をするのが私の仕事です。