第三回 テーマ
「若手係長のストレスとモチベーション管理法は?」Part2
トーク参加者
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籠味 桃世
(株)マネジメントサポート
研修事業本部 係長入社当初は泣いてばかり、今ではガッツある「あきらめない営業マンです」
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横関 都
(株)マネジメントサポート
研修事業本部 係長冷静さが同期でも評判、でも自分では「いつもドキドキ、緊張するタイプです」
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濱田 桃子
(株)リサーチサポート
CS推進事業部 係長笑顔の奥には責任感、「学生時代からスポーツで鍛えてます!」
<若手女性係長の成長とストレス解消>について。理想のワーク・ライフ・バランスを考えてみます
──仕事中に煮詰まったときは、どうしていますか?

- 籠味:
- 「何でこんなに」とか「仕事が終わらない」って思うときは、たぶん、自分に焦点が当たってるときなんですね。自分しか見えてない。だから、煮詰まったら手を止めて、周りを見渡します。すると、当たり前だけど、みんな黙々と仕事をしていて。「頑張ってるなー」「自分だけじゃないなー」って思える。深呼吸して周りを見るのはいいですよ。自分にばっかり焦点を当てないのがポイントでしょうか。簡単なことですけどね。
- 横関:
- 私も煮詰まった時は、一旦考えるのやめたりします。マイナス思考って底なし。あれもやってない、これもできてないと思い始めると止まらなくなくなる。だから、一回フタをして閉めてしまう。“ちょっと脇に置いておく時間”って意外と大事で、物事を整理するにも役立つと思います。
──でも、繁忙期だとそうもいかない時も。

濱田係長の手帳

横関係長の手帳
- 籠味:
- 弊社の場合は、営業と内勤の連携が密なんです。営業にそれぞれ内勤のパートナーがいて、「あれやった?」「これはどこまで?」と、プッシュしてもらえる体制になっています。忙しいと、日々のアポイントメントに追われがちなので、すごく助かっています。
──チームで仕事するって大事ですね。
- 籠味:
- はい、納期や全体のスケジュールをコントロールしてもらえるので。こちらも仕事の内容をできるだけ開示して、共有するように心がけています。
- 濱田:
- 忙しいときは、指示をもらうとスピードもあがります。
──スケジュール管理で工夫していることはありますか?
- 籠味:
- マネジメントサポートには推奨手帳というのがありまして、結構大きいんです。一日多くて5件のアポイントが、うまく横軸にうまくおさまって、ひと目で行動予定が把握できます。隣のページには、その日に動いている研修を書くようにしています。
- 横関:
- 私も行動予定が一目でわかるように、小さいカレンダーにすべて書き込みます。
- 濱田:
- リサーチサポートには特に推奨手帳はないので、上司のを盗み見て(笑)、真似してます。あとは、朝礼で聞いたこととか、上司の指示、気になった言葉などできるだけ書き込むようにしています。スマホにメモするより、手帳に書く方が頭に入りますね。
マネジメントサポートグループ代表 古谷治子よりひと言
「リーダーの役割は、組織が回っていくシステムを作ること」
まじめで責任感の強い人は、一人で仕事を抱えて、何もかも自分でやろうとしがち。でも、これだと、リーダーがいないと組織が回らないし、指示待ちの人を増やしてしまいます。大事なのは、自分がいなくても組織が回ること、そのための体制を整えるのがリーダーの役割です。
- マニュアルの作成
- ノウハウの共有
- 目標、スケジュールの共有
- 周知を徹底させる
自立を促すシステム構築と、人材育成が円滑な事業継承につながるのです。