来訪時のビジネスマナー(来客接遇)|来社したお客様をスマートにお迎えする
お客様の応対は、受付や担当者の仕事と決めつけて、知らん顔をする人がいます。
でも、来社されたお客様は、職場で働いている一人ひとりを「会社の顔」として受け止めます。
無愛想な態度をとって「この会社は不親切だ」と思われないよう、常に意識しましょう。
社内でお客様にお会いした時は笑顔で挨拶しましょう。
来社したお客様をスマートに応対する6つのステップ
快く迎える
お客様を見かけたら、素早く椅子から立ち上がり、やわらかな笑顔でお辞儀をしながら声をかけましよう。
誰が誰に会いに来たのかを確認する
相手の社名と氏名、担当者を確認し、復唱します。
担当者に取り次ぐ時は、そばまで近寄る
取り次ぐ時は、必ず担当者のそばまで近寄って用件を伝えましよう。
お客様を部屋まで案内する
取り次ぐ時は、必ず担当者のそばまで近寄って用件を伝えましよう。
エレベーターの乗り降りはお客様が先
「応接室へご案内します」と伝え、お客様の1メートルほど斜め前を歩いて誘導します。
お待たせする場合は待ち時間を伝える
部屋まで案内したら、上席をすすめます。
お客様を待たせてしまう場合は、どのくらいで担当者が来るかを伝えます。
お茶の出す時の留意点
お客様の右手前に出す
「どうぞ」の一言を添えて、右手側にだします
置き場所は一言確認する
書類が置いてあるときは確認して出します。
時間が経ったら取り替える
1時間程で、新しいお茶と取り替えます。
お茶の種類を変えると親切です。
また、お客様をお待たせしているときや、全員が席に着いたときがお茶を出すタイミングです。
お客様をお見送りするときのルール
お客様が帰るとき、エレベーターまで見送るのが原則ですが、どこまで見送るかは、相手との関係と会合の重要度によって変わります。
お見送りの手順
ドアを開ける
お客様が帰るときは、先回りしてドアを開けます。
エレベーターまで送る
エレベーターのボタンを押してエレベーターを呼びます。
お辞儀をして見送る
エレベーターのドアが閉まるタイミングに合わせ、丁寧にお辞儀をして見送ります。
お見送りをするときの注意
雑談のタイミング
エレベーターへ乗りやすい、またはドアから出やすいタイミングを考えて雑談しましょう。
見送れないときのあいさつ
急ぎの用事で見送れないときも、部屋の出入り口や廊下のつきあたりまで付き添いましょう。
お詫びのひと言があるとていねいです。
オフィスによっては、お客様が目の前を通り抜けていったり、廊下などですれ違ったりすることもあります。
自分を訪ねてきたお客様でなくても、軽く会釈をしましょう。
自分が会社の顔になっていることを忘れずに。
ご質問・疑問点などあればお気軽にお問合せ下さい。
お問合せはこちらマネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。
出典:「仕事の基本」が身につく本