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簡単だから伝わる!語学力いらずの3ステップおもてなし術

Lesson1 おもてなしとは 日本に息づく文化と精神です。

 私たちの行っている研修で「おもてなしって、どんなことでしょう」と聞くと、さまざまな答えが返ってきます。「お客様に歓迎の意を表すこと」「感動を与えること」「お客様を大切にすること」―。

 おもてなしに「正解」はないかもしれません。でも、私たちはこう考えています。
 おもてなしとは、「お客様が心地よく過ごせるように心を込めて準備し、最大限の歓迎の気持ちを持って応対すること」
 そこには、相手を思いやる日本人の気質や文化が息づいています

 例えば茶道を考えてみましょう。亭主がお客様を招くとき、お茶席に掛け軸を掛けて花を飾り、心を込めた食事やお茶を用意します。そしてお客様がいらしたら、心地よく過ごせるよう食事の出し方やタイミングにも細かく気を配ります。
 茶人、千利休も常々「お客様がいついらしても歓待できるように準備し、お客様がいらしたらその様子に合わせてもてなすように」と言っていたそうです。

 相手のことをよく考え抜いて、行動する。それが、私たちが文化として受け継ぎ、精神として持っている日本らしさといえるのではないでしょうか。

 ある老舗のレストランで最近、料理の写真を載せた外国語のメニューリストをつくりました。これなら海外からのお客様が来店しても、スムーズに料理を選んでいただけますね。お客様が困らないように事前に準備するのも、おもてなしの第一歩です。

 相手を気遣う時の作法にマナーがあります。おもてなしと似たイメージがありますが、マナーは「相手に失礼の内容に、最低限身につけておくべきルール」です。
 おもてなしは、「もてなす側の心の表れ」。お客様に失礼にならないようにするのではなく、お客様がどんな気持ちでいるか、居心地は悪くないかと考えながら、行動することなのです。

 

古谷治子 写真

マネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて9年間実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。

出典:簡単だから伝わる!語学力要らずの3ステップおもてなし術

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