受講を通じ、自身のキャリアについて向き合うようになった

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株式会社TOKAIホールディングス(TOKAIグループ)

株式会社TOKAIホールディングス(TOKAIグループ)
人事企画部 ダイバーシティ推進課長 / 勝間田 徳子 様

業種
エネルギー事業、情報通信事業等を行う子会社等の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務
従業員数
グループ連結 4,407名 単体 83名(2022年3月末現在(契約社員を除く)
事業内容
TOKAIグループは、1950年の創業以来、LPガス、都市ガス、インターネット、モバイル、CATV、アクア(宅配水)、建築設備不動産、総合リフォーム、セキュリティ、保険、ブライダル、介護等、人々の生活や社会インフラに係る多種多様なサービスを提供しています。お客様のニーズを掴み、生活に密着したサービスを次々と広げています。更に新たな時代に向け、SDGsやカーボンニュートラル、DX等の社会的要請にも率先して応えるため、「サステナビリティ宣言」を策定しました。全ての人々が「安心・安全」「便利・快適」「喜び・生きがい」を実感でき、次世代が夢を持って成長できる社会の実現に貢献しつつ、自らの企業価値の向上を目指します。

研修について

研修を実施するにあたり、重視するのはどのようなことでしょうか?

研修プログラムや講師の方の話の中に、企業独自の状況、事情が十分に反映されたプログラムであることを大切にしています。説明を聞くだけの単なる座学でなく、研修参加者が考え、必要に応じ意見を参加者同士で交換する時間があることも合わせて重視しております。

【研修前に抱えていた課題や研修の目的について】 具体的にどのようなお悩みで、何を目的に研修を依頼しようと思われましたか?

10年以上前からダイバーシティマネジメントの一環として女性活躍推進に取り組んでいます。女性管理職比率向上については特に重要だと捉えており数値目標を立て取り組んでいる課題です。当社グループは事業の特性上男性社員割合が高く、長い間、管理職は男性が占めておりました。
このような状況下で、まずは
①女性社員自身がキャリアについて能動的に考える機会をつくること、
②上司の部下育成意識の醸成、
の2つにポイントを絞りました。女性社員、上司双方が自分事として捉えるきっかけづくりとなることを目的に研修を依頼しました。

【ご依頼いただいた理由について】 マネジメントサポートにご依頼いただいた決め手は何でしょうか?

提案の際、営業担当の方にはグループの状況を細かくヒアリングしてくださいました。今回はプロフェッショナル志向なのか、マネジメント志向なのか、キャリアの方向性に関わらず、自分事として考える意識付けをすることが主な目的でした。営業担当の方が、当社グループの事情をしっかり把握しこちらの要望を踏まえた上で柔軟に対応してくださり、その自ら考える機会を重視するという弊社の意図を組んだプログラムを一緒に作ってくださったことが大きかったです。

【研修で良かった点について】 マネジメントサポートの研修で良かったと思われる点を具体的にお願いいたします。

当社グループの事情を把握した上でマッチする講師を選定していただいたことです。弊社にはロールモデルとなる女性の管理職も少ないため、女性講師の方のマネジメント経験に沿った事例も多くお話いただけました。
特に印象に残ったのが、上司の方から「まず自分が楽しく仕事をしていないとしたがついてこないよ」と言われたという体験談です。私自身も共感できるところも多く、人材育成でも大切な考え方だと気づけました。講師の先生が、柔らかい雰囲気で寄り添ってくださることや、コメントに対して否定をせずにアドバイスいただけることで、受講者が構えることなく前向きに取り組むことができていました。

プログラムの面では、当社グループのリーダー、管理職の社員と交流会・座談会を入れて直接話す機会を入れている点もよかった点です。プログラム企画の際も営業担当に対してふわっとした相談でも一緒に考えて、アシスタントの方もサポートしてすぐにレスポンスいただけることも大変助かりました。上司の研修も含め全4回の研修でしたが、1回の研修ごとに振り返りを実施し、次回に向けての改善点等随時対応してくださいます。

【研修後の成果について】 受講後どのような変化や成果がございましたか?

女性社員は受講を通じ、自身のキャリアについて向き合うようになりました。プログラム中、受講者同士で意見を交わす時間を多く設けてくださることから、受講者同士で悩みや不安を共有しながら多くの気づきを得ることができています。グループ会社横断で実施していることから、日頃全く異なった事業で働く参加者から刺激を受けているようです。研修で横のつながりも持てたことも大きかったです。これまで漠然としていたマネジメント職というものについて考え、いろんなマネジメントスタイルがあることに気づき、多くの社員が自身のキャリアの中で選択肢の1つとして前向きに捉えるようになっています。
上司には研修中に「上司からの手紙」を書いてもらっています。部下に対して日頃の感謝や期待していることを改めて伝える機会としています。部下の女性社員は、不安を解消しつつ、上司の期待を把握し、改めて自分の役割を再認識ができています。約半年の研修期間中、面談を行うなど上司も積極的に関わることにより、育成意識も高まっています。
これまで自分の与えられた仕事はとにかくきちんとこなすという視点から、「部署のためにこう動きたい」とか「後輩を育成したい」、「こういう部門にも挑戦したい」といった組織を俯瞰してみる目線や前向きになる意識に変わったと感じております。

【今後について】 これからはどのような研修に力を入れていきたいでしょうか?

従業員一人ひとりが、働きがい、やりがいを感じ、明るくいきいきと働ける職場環境構築を目指しています。定期的に組織診断をしながら施策を検討していますので、そのようなデータを生かした研修プログラムも今後ぜひ相談していければと考えております。今回ご依頼した女性リーダー研修は今後も続けていきますが、学ぶ意欲を高め、成長する機会を創出できる研修を実施していきたいと考えています。

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