第四回 テーマ
「理想の女性リーダーとは?」Part1
トーク参加者
籠味 桃世
(株)マネジメントサポート
研修事業本部
係長
入社当初は泣いてばかり、今ではガッツある「あきらめない営業マンです」
横関 都
(株)マネジメントサポート
研修事業本部
係長
冷静さが同期でも評判、でも自分では「いつもドキドキ、緊張するタイプです」
濱田 桃子
(株)リサーチサポート
CS推進事業部
係長
笑顔の奥には責任感、「学生時代からスポーツで鍛えてます!」
女性の強みとは何か、<理想の女性リーダー像>について考えます。
──前回は仕事とプライベートのバランス、ストレス発散のための方法について伺いました。今回は、目指すべき理想の女性リーダー像を探りましょう。
マネサポは女性が多い会社ですね。
3年前の入社式の様子
──でも、女性は男性に比べて、ポストにつきたがらないと聞きました。
- 籠味:
- そうですね。お客様のところでも、仕事はできるのに、「管理職なんて考えたことない」という方が何人かいらっしゃいます。もったいないなと思いますが、事例や風土がないと、なかなか難しいでしょうね。
- 横関:
- 女性活躍推進法が施行されて1年ですが、目標は立てても起動していないところが多いですね。まだ、取組みが始まった、という段階。1、2年では難しいのかもしれません。マネサポでも、もっと女性活躍の研修に力を入れないと。
──そこを打破していくためには?
- 籠味:
- 女性活躍が進んでいないところは、男性は女性のせいだと思い、女性は男性のせいだと思っている傾向があるように思います。どちらも言ってることは正しいので、お互いの意見を聞き合える風土が必要かと。
女性は自力で自分の人生を切り拓いて、男性も当然のようにそれを受け入れて、お互いが変わっていけるといいですね。
──相手を見つつ自分を振り返る
- 籠味:
- はい、環境が変われば、部下が変わればと思ってもたぶん難しくて、それよりも、相手を変えようと思ったら、まず自分を変えていかないと進まないと思います。
- 横関:
- まずは事例がないと。そのための制度も大事でしょうね。例えば子どもがいて、時間に制約があると、責任ある仕事を任せるのは物理的に難しいので、社内保育所とか自宅勤務とか、事例を作るために、まずは制度をちゃんと動かしていくべきだと思います。
データコラム 女性活躍推進法は進んでいるか Part.4
○女性社員の活躍推進の効果
女性社員の活躍推進に「効果があった、出つつある」ものは、
「女性社員の仕事意識が高まる」50.1%、
「ワーク・ライフ・バランスへの取り組みが進む」49.9%、
「組織風土の変化」47.5%、
「優秀な人材を採用できる」46.5%、
「女性社員の離職率が低下する」46.2%、
「コミュニケーションが活性化する」46.0%、
「取引先など社外からのイメージがアップする」45.2%と、
いずれも前年より増加している。
また、プロセスの見直しや効率があがるなど業務変革でも効果が見られている。
日本生産性本部発表
※ 日本生産性本部第8回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」より
調査対象:上場・非上場企業3,659社(人事担当者、またはダイバーシティ推進責任者)
回収率:533社(14.5%)
実施時期2016年8月〜9月