あいさつのビジネスマナー|出世の早い人の挨拶

あいさつとは、相手に「あなたを見つけたよ、今日もよろしくね!」と知らせる合図です。

自分から率先して気持ちよくあいさつすることで、相手の心を開き、よい人間関係を構築します。

是非、あいさつのマナーをマスターして、素敵なあいさつができるビジネスパーソンを目指しましょう。

 

あいさつの基本

自分では「したつもり」でも、会釈だけの適当なあいさつをしていませんか。

「…どうも」といった簡単な言葉だけだったり、声が小さくて聞こえなかったり。

相手にきちんと伝わっていなければ、あいさつをしていないのと同じ事です。

 

伝わらなければあいさつと言えない

いつでも、誰にでも挨拶。

必ず相手の目を見て挨拶。

明るく元気よく挨拶。

挨拶の最後に、きちんとお辞儀をする。

これが挨拶の基本の基本。

 

「語先後礼(ごせんごれい)」で正しいあいさつ

あいさつは言葉とお辞儀がセットです。

順番としては言葉を言ってから、お辞儀をする「語先後礼」が正しいマナーです。

相手の目をみて「おはようございます」。

少し遅れて、お辞儀をします。

あいさつの基本説明画像

 

お辞儀は状況で使い分ける

お辞儀は「会釈」「中礼」「最敬礼」の3種類

お辞儀は、場所や状況によって使い分ける必要があります。

お辞儀には大きく分けて「会釈」「中礼」「最敬礼」の3種類があり、場面によって使いわけます。

自然に使い分けられるように、おじぎの仕方ひとつにしても、日頃から意識することが大切です。

 

お辞儀の仕方

お辞儀をする前は、両足をそろえ、脊筋を伸ばすようにしてまっすぐ立ちます。

次に、頭を下げるときは、首だけでする「ペコペコお辞儀」ではいけません。

腰からしっかり上体を倒すようにします。

その際、男性はズボンの側面の縫い目に中指がかかるように手を脇につけておきます。

女性の場合は、両手を前で揃えるようにしてもいいでしょう。

お辞儀の仕方説明画像

 

出世の早い人実践!相手に届くあいさつ3つのポイント

自分から先にあいさつ

効果的なあいさつのポイントは、自分から声をかけること。

相手も自分から心を開いてあいさつをしてくる人には良い印象を持つでしょう。

常に自分から先に挨拶することを心がけましょう。

 

あいさつと一緒に名前を呼ぶ

ただ「おはようございます」と言われるのと、「○○さん、おはようございます!」と言われるのでは、挨拶される側はどちらが気分がよいですか?

○○さんと名前まで呼ばれて、気分の悪い人はいません。

丁寧で好意的な印象を与えるでしょう。

相手の名前を呼びかける、そんな挨拶を心がけましょう。

 

「昨日はお疲れ様でした」など一言添える

朝、挨拶するときには、例えば、相手が遅くまで残業していたなら、「昨日は残業大変だったのではないでしょうか」。

昨日ごちそうになったのなら「昨日は楽しかったです、ごちそうさまでした」など、相手にねぎらいや感謝の言葉を忘れずに伝えることを心がけましょう。

 

にゃんこ先生の一言アドバイス

もしも、相手(上司や同僚、あるいは取引先のお客様)が見知らぬ人(特に異性)と一緒の場合、相手が気づいていなければ、こちらから積極的に挨拶をしなくてもよいです。

もし、目があったら、軽く会釈するだけにしておき、あちらから話しかけてきたら、その時はしっかりと挨拶しましょう。

臨機応変に空気を読むこと、これも大切なビジネスマナーです。

 

「空気を読むことも、ビジネスマナー!」
(by にゃんこ先生)

にゃんこ先生画像

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「古谷はるこ@女社長のビジネス」センス

古谷治子 写真

マネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて9年間実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。


出典:「仕事の基本」が身につく本

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