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80万人が学んだ!!研修会社が教えるビジネスマナー

席次(席順)のビジネスマナー|こんな時、どこに座ればいいの?

 席次とは、どの席に誰が座るかという座席の順序のことです。日本のビジネスシーンには、応接室、会議室、レストランなどはもちろん車、飛行機、列車乗り物に乗るとき、写真を撮るときにも席次がついてまわります。
 社会に出れば、職業上の地位や肩書き、年齢などによって、様々な上下関係があり、立場の上のものを上座、下のものを下座として、この上下関係の順番に席次(席順)が決まっています。もし席次の知識が全くなく、あなたが、上司よりも上座に座ってしまったら「礼儀知らず」「失礼な奴」と人間関係にも影響を及ぼしかねません。
 また、ビジネスの場で、地位の高い方を下座に案内してしまったり、招待する自分が上座に座ったりしたら、個人の問題だけではなく、会社間の関係さえも悪くなってしまう事もあり得ます。ここでは、基本的な席次(席順)について学びましょう。

場所によって席次(席順)のルールは少し違う

応接室の場合

 応接室の場合は、入口から一番遠い、奥の席を上座とします。 逆に、入口に一番近い席が下座です。

例外

1.絵が飾られている場合や外の景色が綺麗な場合は、絵や景色を正面から見ることができる位置が客席です。
2.3人掛けのソファー等は、客用です。
応接室席次説明画像

会議室の場合

 通常、席順は出入口から遠い場所が上座です。もし、席を指定された場合は、指定された場所に座ります。指定されない場合は、上座に座り、勧められたら上座に座りましょう。会議中であっても、同行した上役が離席するときと、先方の上役が離席する時には立ちあがって挨拶をします。また、長い机に何人も並んで着席する場合は、社長(最上位者)が真ん中の席に座る事もあります。
会議室席次説明画像

事務所内の応接セット

 よく、事業所などオフィスの中にパーテーションだけで区切られた応接セットが置いてある場合があります。この場合は、オフィス側を背にした側に社内の人間が座ります。お客様側からすると、訪問先の上司に背を向ける位置には座らないという事です。この場合、入口から遠い方になりますが、事務所机に近い場所が社内用の席(下座)です。
事務所内の応接セット席次説明画像

会議以外の席次について

車の場合

タクシー席次説明画像乗用車席次説明画像
 車内の席次は大きく分けて2種類あります。
 タクシーなど運転手がいる場合と、上司やお客様など当事者の中の誰かが運転する場合です。

新幹線の場合

 窓側と通路側では、窓側が上座になります。
 3列の場合は、真中の席が下座になります。
 ボックス席では、進行方向に背中を向ける方が下座になります。
 各車両の出入口付近の席の場合、出入口から遠い方が上座になります。

エレベーターの場合

 エレベーターでは基本は、入口から遠い方が上座、近い方が下座となります。
 エレベーターでは操作盤の前が最も下座となります。
 目上の人と一緒にエレベーターに乗った場合は操作盤の前に立ち、
 目上の人の行く先を尋ねたり、ドアの開閉操作をします。

接待の席次

和室の場合

和室席次説明画像和室席次2説明画像
 接待には、日本間の個室が利用されることがあります。基本は、床の間(一段高くなっていて、掛け軸が掛けてあったり、花などが飾ってある)の前が上席です。床の間の前が上座で、入口に一番近い席が下座です。普通床の間は左奥にありますが、右側にある場合は床の間に一番近い入口から遠い席が上座になります。
 次席としては、図の通りですが、実際はお客様側が1.3.5に、接待側が2.4.6に座る事も多いです。
 料亭など格式高いお店での接待の場合、もし不安があれば、事前にお店の方に伺えば、丁寧に正しい席次を教えてくれます。

レストラン(テーブル)の場合

レストラン席次説明画像
 入口から一番遠い席が、上座で4人掛けの場合は、図のように一番入口に近い席が下座となります。

円卓(中華料理など)の場合

円卓席次説明画像
 やはり、入口から一番遠い席が上座で、その後図の様に、やはり一番入口に近い席が下座になります。

にゃんこ先生の一言!

席次(席順)のマナーは、お客様や目上の方に対して敬意を示すためのマナーです。基本的な知識は、頭に入れておきましょう。

また、接待の場合、飲食のマナーも気になるところ。
食べ方が汚い、酒癖が悪い。。。なんて事のないよう。
接待の席では、はめを外しすぎないようにしよう。(by にゃんこ先生)
にゃんこ先生画像

 

古谷治子 写真

マネジメントサポートグループ代表 古谷治子
東京放送、中国新聞社にて9年間実務を経験。
その後、大学・短大等にて「就職支援講座」「ビジネス行動学」の講師を務める傍ら、心理学・カウンセリングを学ぶ。女性の自立を目的に開講した「マナーインストラクター養成講座」が雑誌等で取り上げられ話題となる。

出典:「仕事の基本」が身につく本